• こんにちはみそソムリエの川辺です☆今日は味噌の栄養価について

    健康についての専門誌や本には、人間は食べたものが身体になると書かれていることが多く、今食べるものは20年後の身体を作るとも言われています。

    僕は今年47歳になりますので、20年後の67歳の時、今何を食べているか、家族が今何を食べているのかに将来がかかっているのかと思うと、毎日の食に対する意識は変わりましたし、家族の未来のために投資しています。

    ちょっと大げさに聞こえましたが、インスタントではなく、手料理のみそ汁を毎日飲むことです。

    学生の頃、朝ごはんを食べない僕に、母親はいつもみそ汁とごはんを用意してくれて、これだけは食べていきなさいと我が家では朝のノルマになってました。

     

    毎朝意味もわからず無理やり食べていましたが、大人になってみそ汁の効用を知って、

    元気に学生時代を過ごせていた理由が、母親が毎朝用意してくれたみそ汁とご飯にあったことに気づきました。

    感謝ですよね~あの時毎朝、お菓子のようなパンを毎朝食べていたら今頃どんな身体になっていたのか。。。

    今でもパン食ではなく、毎朝みそ汁とご飯を食べています。お昼もみそ汁用の保温弁当箱で、お昼ご飯のメインディッシュとして、具沢山の手作りのみそ汁とおにぎりを良く食べています。おかげで本当に疲れ知らずの身体を手に入れるいことができました。

    味噌には病気予防や、毎日の健康づくりに役立つと言われる有効成分や栄養分がたくさん含まれています。

     

    昔から味噌にまつわることわざがたくさんあり、経験的に味噌が高い栄養価があることを知っていたようです。

    味噌と健康を結び付けた有名なことわざで『みそは医者いらず』という言い伝えもあります。

    近年、栄養学や医学の面からもさまざまな研究が進められ、味噌が健康に良いことやその効果も次々と発表されています。

    そんな日本人の健康を守り続けてきた味噌の力、8つの栄養価から見た味噌の魅力をご紹介したいと思います。

     

    味噌の原料である大豆の成分はたんぱく質、脂質、炭水化物の三大栄養素と、ビタミン、ミネラル、食物繊維などから成り立っています。大豆は『畑の肉』と言われ、生命の維持に必要不可欠な必須アミノ酸が肉に匹敵するほど豊富でバランス良く含まれています。

     

    ◆こんなにいっぱい、味噌の栄養成分

    ※みそ健康づくり委員会「みそを知る」引用

    味噌は大豆本来の栄養素をそのままに、発酵することで大豆に含まれる少量のアミノ酸やビタミン類が大量に生成され、大豆で摂取するよりも栄養価がさらに優れたものになります。一つの食品で、これほど多くの栄養を含むものは、ほかにありません。その優れた8つの栄養素はこちらです。

     

    ◆大豆たんぱく質

    大豆を味噌にする過程で、大豆たんぱく質は酵素によって加水分解されて約60%が水分に溶け、約30%がアミノ酸になります。その中には生命維持に不可欠な必須アミノ酸9種類が全て含まれます。味噌はたんぱく質をより吸収しやすい状態で摂ることができます。

     

    ◆大豆イソフラボン

    大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きがあります。ホルモンバランスを整えて更年期症状の緩和、カルシウムの溶出を防いで骨粗鬆症の予防につながります。

     

    ◆大豆レシチン

    大豆レシチンは細胞を若々しく保つアンチエイジング成分です。コレステロールの吸収を抑制し、動脈硬化・脳梗塞・心筋梗塞などの予防に役立つと言われています。

     

    ◆サポニン

    サポニンは脂質の酸化を抑えたり、脂質の代謝を促したりします。血流を改善し、コレステロール値を低下させ、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病予防に効果的です。

     

    ◆メラノイジン

    メラノイジンは味噌の褐色色素です。優れた抗酸化作用を持っていて、生活習慣病を予防するといわれています

     

    ◆リノール酸

    リノール酸は血中コレステロールの上昇を抑えてくれます。味噌の中のリノール酸は発酵の過程で分解され、遊離リノール酸になります。遊離リノール酸はシミに元になるメラニン合成を抑制するため、シミ予防や美白効果も期待できます。

     

    ◆カルシウム

    皆さんご存知のカルシウムは、ホルモンの分泌、筋肉の収縮と神経伝達に関与します。味噌は調味用の中ではカルシウムの含有量が比較的に多いと言われています。特に豆味噌(大豆、塩、を原料とする味噌)は100g中に150mgのカルシウムが含まれています。

     

    ◆食物繊維(水溶性)

    大豆は水溶性食物繊維を含み、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えたり、食後の血糖値の上昇を抑えたりしてくれます。味噌は調味料の中で食物繊維の量も多く、100g中の含有量は淡色辛口味噌で、4.9g、麦味噌で6.3g、豆味噌で6.5gとなっています。

    いかがでしたでしょうか!栄養たっぷりな、たった1日一杯のみそ汁が大切な家族や自分の身体を守る、そして身体が喜ぶみそ汁を飲みましょう。しかもサプリメントや栄養ドリンクより、はるかにローコストなので、出来るだけインスタントではなく、手料理のみそ汁を作っていただきたいと思います!最後まで読んで頂きありがとうございます☆彡