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こんにちは 大源味噌の川辺です
お盆を過ぎましたが、まだまだ暑い日が続きますね🌻
自身の健康のためにも、ワンちゃんの散歩に毎日行ってますが、うちの3匹の子たちは走るのが大好きなので、
朝夕でもシャツがぼとぼとで汗だくになります💦
厳しい暑さが続くと、食欲不振や体調不良になりがちですね。
ついつい食が細くなったり、冷たくて栄養が少ない手軽なものを選んでしまいがちです。
そんな季節にはもってこいのものがあります『米こうじの甘酒』のです!
『飲む点滴』、『飲む美容液』とも言われる、日本の伝統エナジードリンク!!
この米こうじの甘酒の魅力や歴史など、ちょっと長丁場になりますが、お時間のある時や隙間時間にでも読んで頂ければと思います。
そもそも甘酒って何?
お酒?運転して大丈夫?子供に飲ませて良いのかな?お酒苦手なんで。。。
そんな理由で敬遠され気味の方は沢山いらっしゃると思います。甘酒にはお酒や砂糖が入っているものと、お酒や砂糖が入っていないものが存在するんです。
それは『酒粕』を使った甘酒と『米こうじ』を使った甘酒が2種類あります。
一つ目は『酒粕の甘酒』
酒粕の甘酒は日本酒を作る際のもろみを絞った時に出来る液体分がお酒になり、残った固形分がみなさんもご存知の酒粕になります。
その酒粕を使って甘酒を作ります。酒粕自身には甘みがないので、砂糖を加えて、水を加えて沸騰させて作ったものが『酒粕の甘酒』になります。
こちらはアルコール分も含まれています。(沸騰させて作ると1%程度のアルコール分が残ります)
お子様や車の運転をされる方、アルコールが苦手な方は飲むのは避けましょう。
今回詳しくご紹介したいものは
もう一つの『米こうじの甘酒』です
米こうじの甘酒は麹と水だけを原料とする甘酒です。作り方は、蒸したお米に麹菌を付けて糖化させると甘くなるんです。(麹菌は湿ったものが大好き)
なので甘酒が出来たあとに酵母を添加してアルコール発酵すればアルコールになります。
酒粕の甘酒と違って、砂糖を使いません。麹の酵素の力で米のでんぷんを糖化させて優しい甘みを引き出したものです。
アルコールも一切含まないため、誰でも楽しめるという大きな魅力があります。
ではなんでアルコールがないのに『酒』って字が使われるの?
それは材料は日本酒のなどのお酒と同じで、醸造過程で、アルコール発酵をする手前の甘い状態のもので商品化をさせたことから甘酒と呼ばれます。
あと米こうじの甘酒は、麹菌によって分解されているので、飲んだ時に消化する必要がなく、腸管から吸収されやすいとうメリットがあります。なので『飲む点滴』といわれるのは、栄養価が高いだけでなく、効率よく吸収ができるので、胃腸にやさしく、体に負担が少ないからなのです。
ただ吸収が早いということは血糖値が急激に上がるので飲みすぎには気を付けましょう!
最近ではスーパーやコンビニ、某有名人気カフェの限定メニューにまで登場したりと、大手メーカーに至っては、イメージキャラクターに『ミランダカー』を起用して
甘酒も好印象な飲み物へとイメージが変わりましたね♪
疲れた体に即エネルギーチャージ出来ますし、コンビニやドラッグストアで販売している
エナジードリンクを飲むより、身体に優しいのでおすすめします。
※当店大人気商品 国産100%使用した
ノンシュガー、ノンアルコールの甘酒『こうじの恵』
ところで『米麴の甘酒』って、
いつ頃から飲むようになったんでしょうか?
諸説ありますが、日本では『古墳時代』まで遡ります。
古墳時代?えっ?そんなに古いとは僕も想像以上でした。
奈良時代の720年に登場した日本最古の歴史書『日本書紀』には、
『木花咲那姫(このはなさくやひめ)』という酒造りの神様が、
天甜酒(あまのたむざけ)とういう飲み物を作った』という記述があります。
甘そうな名前ですよね。また『こ酒』とも記載があり、この二つが今我々が飲んでいる
米麴の甘酒の起源と言われています。
別名『一夜酒』とも呼ばれていました。
平安時代になるとお米は贅沢品でしたので、貴族のみが冷やして
冷やし甘酒を好んで飲まれていたそうです。古くから、特に農村で冬の厳しい寒さの中で農作業を支える温かい飲料として重宝されてきた甘酒は、江戸時代から本格的に広まったといわれています。
※甘酒は奈良時代には冬の季語とされていましたが、江戸時代には夏の季語として選ばれています。
(余談ですが、大源味噌もこの頃に誕生しているんですよね!1823年江戸の末期です!)
当時は質素な食事に加えて、現代のようにクーラーや扇風機がないので暑さを防ぐ術がなく、夏に体調を崩す人や命を落としてします人が多く、そこで目を付けられたのが甘酒でした。
夏の滋養強壮目的で栄養ドリンクのように飲まれており、初夏ともなれば甘酒売りが町を売り歩き、
そのお値段は1杯4文(約100円)でお手頃なお値段で飲めたそうです。
厳しい暑さを乗り切るため、幕府では4文で売ることが決められていたそうです。
男女関係年齢関係なく、甘酒を買えるよう幕府が値段の上限をしっかり決め、値段が高騰するのを防いでいたといわれています。
そんな幕府も認める栄養価の高い甘酒ですが、飲むことでどんなことが期待出来るのでしょうか?
米こうじの甘酒に期待される効果
①疲労回復や夏バテ防止対策に!!
甘酒に含まれる『麹菌』は栄養の消化吸収を助ける働きがあるので、効率よく栄養を吸収し、エネルギーに変換することができます。酵素がお米を分解してできる成分のブドウ糖、ビタミンB群、ミネラル、アミノ酸が豊富に含まれており、疲労回復や夏バテ防止対策にもってこいの飲み物です。
②朝飲むと基礎代謝アップ!
朝の体は栄養が枯褐しています。甘酒はでんぷんが糖に、たんぱく質がアミノ酸に分解されているため、ご飯よりも素早く吸収されてエネルギーになります。
朝、豊富な栄養をとると基礎代謝が上がり、一日調子よく過ごせます!
③腸内環境改善・便秘解消に一役
甘酒には、食物繊維やオリゴ糖もバランス良く含まれており、腸内の悪玉菌を減少させ、善玉菌を増やして腸内環境を整える働きがあるので、便秘の予防や解消に一役買ってくれます。
④美肌効果に期待
ビタミンB群も豊富に含まれている甘酒は、血行と代謝を促進させる効果により体内の老廃物も排出しやすくなります。
また麹菌に含まれるビオチンは肌荒れ、肌のくすみなどに効果抜群!さらに麹菌の酵素には抗酸化作用があり、老化防止にもなります。
夏場は、朝に飲むことをお勧めします!
朝にしっかり栄養を摂っておくことで、1日を元気に過ごすことができます♪
また食欲のわかないときにも、甘酒だけでも飲んでおくと夏バテ防止に良いと思います。
※コップ1杯程度(150ml)
バナナやキウイフルーツといったカリウムを多く含む食材と加えることで、熱中症予防対策により効果が高まります!
豆乳やグレープフルーツジュースと割ったりして飲んでも美味しいですね。僕はほんのりカルピス入れて割って飲んだりしてます美味しいですよ!
『飲む点滴』の異名を摂るに相応しいほどの豊富な栄養素がこの米こうじの甘酒には含まれているので、簡単に栄養価の高いものを摂取したいとお考えの方にもおすすめですよね!暑さに疲れたら、暑さに疲れる前に、甘酒一杯ですね!最後まで読んで頂きありがとうございます☆彡